転生獣語


転生獣語縮刷版2004年5月号


5月5日◆昨日、実家の両親が遊びに来た。アパートの狭い浴槽に満足できない老いた父のために、久しぶりに近くの銭湯に出かけたところ、水泳帽をかぶった女性が、湯船でクロールをしているインパクト大のポスターに遭遇。明らかにただごとじゃない絵柄だとクレジットを見たら、やはり横尾忠則だった。◆調べたところ、2002年頃から横尾さんは銭湯のポスターを担当しているのだった。最近、銭湯に行ってないから、知らなかったよ。東京都浴場組合では、ポスターの販売も行なっているとか。

5月9日◆みんな、知ってるかなー。知ってるかもしらんが、私は最近知って驚いたので、書くことにした。ノラ・ジョーンズって、ラヴィ・シャンカールの娘だったんだね。

5月10日◆ちょい前のニュースになりますが、おめでとうございます、渡辺“羽生をビビらせた”明五段ご結婚。相手が伊奈四段の妹で、しかも出来ちゃった結婚、とびっくり度高し。今期もいきなり連勝スタート。順位戦も期待してます。

5月13日◆なぜか続く家族シリーズ。ミュージシャンで、なかなかいかすエッセイ集『スペインの宇宙食』を書いた菊地成孔氏のお兄さんは、小説家の菊地秀行さんだそうです。なんとなく猿渡治・よしもとよしとも兄弟を思い出しました。

5月28日◆久しぶりの本日のだじゃれ。◆ゴイサギ短い。

5月29日◆たまたま昭和8年ごろの「中央公論」をぱらぱらやっていたら、尾上菊五郎の連載「菊五郎百話」が始まって間もないあたりだった。そこに「築地の團十郎」が登場して、團十郎におぢさんとルビが振られているのも感じが出ている。◆で、面白いと思ったのは、ルビの配置で、「團」に「おぢ」、「十」に「さ」、「郎」に「ん」と振られており、つまりが「おぢさ ん」となっているのである。今なら均等に「お ぢ さ ん」と振るのが穏当だろう。次善の策としては「十」の上半分を空白にして、下半分に「さ」を持ってくるのはどうか。つまり「おぢ さん」となるわけですね。限りなくどうでもいいルビの話でした。


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