８月７日◆米米ＣＬＵＢの大ヒット曲「浪漫飛行」のイントロは、元ダムドのキャプテン・センシブルが、鬼才トニー・マンスフィールドと作り上げた名曲「ブレンダ」の影響を受けたものだろうとかねてから考えていた。個人的には歌い出しにやや魅力が感じられない「浪漫飛行」を大ヒットに押し上げるに当たって、あのイントロは力あったに違いない。で、このイントロを、最近、別の曲でも耳にしたのである。松任谷由実「Sugar Townはさよならの街」。さすが全盛期のユーミン・チームは抜群のキャッチアップ能力を誇っていたと痛感した次第である。

８月９日◆引き続き似た曲シリーズ。レディオヘッドの「キッドＡ」の出だし、坂本龍一の「バレエ・メカニック」の影響を受けているとみた。ところで、この「バレエ・メカニック」、歌詞こそ違え、岡田有希子と中谷美紀が歌っているのだった。

８月19日◆名神高速養老サービスエリアには、中京老舗の食品メーカー、オリエンタルの一角がある。そこで見つけたいかにも老舗らしい商品、それが「ハヤシドビー」だ。まあ、端的に言えばハヤシラシスの素なのだが、ドビーとは何かと頭を悩ましていると、相棒が一言「ハッシュ・ド・ビーフでしょ」。テイク・ワン・ベースが「鉄管ベース」に転じたように、耳に忠実なカタカナ化なのであった。

８月20日◆雨で遅れ気味の甲子園を見ていると、もはや定番と化した「すきすきソング」（作詞・井上ひさし、作曲・小林亜星）の応援を耳にする。「♪アッコちゃーんアッコちゃーん好き好きー」というアレだ(ちなみに歌は水森亜土）。で、連想したのは、「♪ペプシマーン」である。ペプシマーンペプシマーンすきすきーと歌いたくなるではないか。亜星センセイ、「記念樹」に続いてどうですか？